- 2025/05/17
- 作業事例
リンカーンMKX エアコン修理
リンカーンMKXのエアコン修理です。
症状はデュアルエアコンの運転席側の温度調整のモーター不良です。これからの時期にヒーターの状態でモーターが動かなくなってしまうと最悪です。
パネルを外して覗きこむとモーターがあります。チョット狭くて交換しにくいです。
今回は社外品で対応しましたが外したモーターを見たらデンソー製でした。
USデンソーだと思いますがフォード系にもデンソー製が使用していたのはチョット驚きでした。交換後、温度調整は問題無く作動し修理完了です。まだ真夏の時期じゃなかったのがラッキーでしたね。
takahashi














アストロのオーナーさんも減ってきており、なんだかとっても久しぶりな作業です。レギュレーター側のギアは問題ないのでモーターの不良ですね。
レギュレーターもモーターもオリジナルのリベット止めなので、まだ一度も交換してないですね。25年近くお疲れ様でした。
アメ車でギアタイプのレギュレーターは今はもうほとんど使ってなくワイヤー式が主流になってからはワイヤーがダメになってモーター付きのレギュレーターAssy交換がほとんどです。 ギアタイプはレギュレーターが壊れる事はほとんど無いのでモーターのみの交換でほとんどは直りますがワイヤー式のAssy交換の方が楽ですね。
モーターは社外品ですが日本国内で入手可能なので助かります。それだけアストロはまだまだ現役という事ですね。 交換後、窓の上げ下げも問題無く修理完了です。
コンピューター診断にて原因を見てみるとバンク2のエキゾースト側のカムシャフトポジションセンサーの不良で入っていました。部品も日本国内にありましたので早速交換です。

スロットルボディーの真下にいます。
交換後ランニングテストを行いチェックエンジンは点灯せず問題は無さそうです。調べてみると本国でもこの部品のトラブルは結構あるみたいで3.6Lのこのエンジンは日本に正規で入ってきている別の車両にも使っているので日本国内で在庫をしていたみたいですね。





今回の車両は経年劣化等によるコンデンサーからのガス漏れでは無くパワステパイプの外れによるコンデンサーとの干渉で穴が開いてしまいました。
パワステパイプはクリップにてフレームに固定されていますがクリップが外れてしまいパイプがコンデンサーに当たってしまいました。地面にエアコンオイル漏れの跡があった為お客様が応急処でパテ埋めしてありますが漏れは止まりませんでしたので交換致しました。


全て組付け後エアコンメンテナンスによる内部クリーニングを行い真空引きにて、その他に漏れが無い事を確認しガスを規定量入れ修理完了です。
エアコンを使う真っ只中の時期ではなかったのが不幸中の幸いでしたでね。




