- 2024/11/29
- 作業事例
ハマーH2エアサス修理
ハマーH2のエアサス不良です。H2はリアだけエアサスなのでリアだけ下がってしまっている状態です。
エアサスの構成部品はいくつかありますが考えられる原因としてはエアー漏れ、エアーコンプレッサーやレベライザーの不良、電気的なトラブル等があります。 リフトで上げて下回りから点検します。
まずエアーバッグから点検すると見事にエアー漏れをしています。ゴムなので経年劣化ですね。エアーバッグの交換すれば直りますが先程、書いた様にエアサスの構成部品は多数あり年式的に考えてエアーバッグを交換しても今後その他の部品が不具合を起こす可能性も出てきますのでオーナー様が特にエアサスにこだわりが無い様でしたらコイルスプリングにコンバージョンしてしまうのも一つの手です。こちらのオーナー様も特にエアサスにこだわりは無くトラブルは少なくしたいとの事でしたのでコイルスプリングに変更しました。
エアーバッグを外しコイルスプリングを取り付けます。
H2はエアサスとコイルスプリング車の足回りは同じなのでコイルスプリングは無加工で取り付け可能です。
長い目でみるとコイルスプリングにコンバージョンした方が今後、安心です。
takahashi

しかも年式も同じです。性能を比べてしまうと今のスポーツカーにはかないませんが、この頃のアメ車ならではの良さと雰囲気を出してます。























サーモハウジングからのクーラント漏れです。このモデルの4.0Lエンジンでは、あるあるのトラブルですね。樹脂製なので年数が経つと劣化して漏れが始まります。 今回は社外品で金属製の物があったので、こちらの方が耐久性が高いと思い交換しました。
社外品とは思えないぐらい良くできたパーツでした。組付ける前にクーラントが完全にサビ水となっていたのでクリーニングを行いました。
交換作業よりこちらの作業の方が時間が掛かりました。綺麗になりサーモハウジングを組付けますが同時のウォーターポンプのバイパスホースも酷かったので同時に交換しました。
作業終了後、加圧テストを行い漏れが無い事を確認し作業終了です。
