- 2025/04/07
- 作業事例
ダッジバン 冷却水漏れ修理
ダッジバンの冷却水漏れの修理です。

加圧テストをして調べてみるとエンジンブロックのフリーズプラグ(砂抜きめくらぶた)からの水漏れです。
ブロック鋳造では冷却水の通路用に、中子といわれる別の砂型をセットして鋳込みます。
鋳造後にこれを崩して砂を取り出す為の穴を塞ぐのがフリーズプラグです。
冷却水の凍結時に外れる事によってブロックの破損を防ぐためにねじ込みではなく打ち込んであるだけです。
フリーズプラグはエンジン側面に左右3カ所づつ有りますがよりによつて1番やりづらいエンジンマウント裏
2カ所からの漏れでした。



エンジンマウントを外さないと作業が出来ない為折角なのでエンジンマウントも交換させていただきました。
マウントもかなりへたっておりましたので交換後はアイドリングでの小刻みな振動がへり快適になりました。
Endo












まずは現在装着されているロッカーパネルカバーを外していきます。
パネルを止めているクリップはかなり固いですがココのクリップは再利用しないので壊す勢いで思い切り外していきます。これさえ外れてしまえば、あとは取り付けて行くだけです。
付属のリブナットを取り付けステップ本体を固定していきます。
さすが純正だけあってフィッティングは完璧です。
さりげなくJeepロゴも入ってます。サイドステップはデザイン的に好みはありますが、利便性は有るのと無いのでは各段に違いますね。


早めの交換で大きな故障が予防できます。

漏れていたのはエンジンオイルとパワステオイルです。


今回、交換したエンジンオイルクーラーホースもパワステ高圧ホースもH2限らず年式が経っていればカシメから漏れてくるのはどの車も同じですよね。
今回はリビルトのギアボックスとピットマンアームにガタがありましたのでピットマンアームも同時交換です。これでオイル漏れは全て直り気持ち良く乗れますね。









