- 2023/07/23
- 作業事例
JLラングラー エンジン警告灯修理
JLラングラーのエンジン警告灯での修理です。
内容を確認すると、ミスファイアです。
警告灯が点灯・点滅するときの状況をオーナー様が詳しく教えてくださったので、ある程度絞って診断を進めることができました。


原因はこいつです。
まずは正常なところから。

異常はこちら。

カムの山が減ってしまっています。
しかも左右バンクとも。
これではバルブを押し切れないため、必要量の吸入ができなくなってしまいます。



ロッカーアームも減ってしまっていますね。
カムカバーを開けたところ、エンジン内部が汚れているようではなかったので、オイル管理はちゃんとされていたんだと思います。
それでいて左右バンクともとなると、おそらくこれは製品の問題ですね。形状が変更されている部品もありました!
警告灯の理由が明らかになったのでこれで組み上げたら完了です!
suzuki

















新車時のが付いていたので約20年間、良く頑張りました。さすがに限界ですね。





中身といっても、こんな部品です。正直、普通の人ならゴミと思ってしまうような部品です。








取り付け完了です。

インナー側のブーツは再利用する場合は慎重に外します。これでアウター側も交換できる様になります。
これはアウター側のブーツなんですがインナー側のブーツバンドは切ってしまうので再利用ができないのでアウター側のブーツキットにはインナー側のブーツバンドも一緒に入ってきます。 その際インナー側は再利用せず新品のブーツ交換をお勧めしております。手間は一緒なのでインナー側のブーツ代はプラスになりますがH1の場合、インナー側もよく切れます。国産車はステアリングと同じ動きをするフロントのアウター側がよく切れてしまうイメージですがH1は関係なく切れてしまいます。なのでインナー側も同時交換がお勧めです。ブーツ切れでグリスが無い状態で乗ってしまい中のベアリングをダメにしてしまうとH1の場合内部のパーツ供給が無いのでハーフシャフトAssy交換になってしまうので高額な修理となってしまいます。
古いグリスを綺麗に洗浄します。