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ナビゲーターEVAP漏れ修理

ブログで何回か書いてますがEVAPのシステムは気化したガソリンはエンジンに入り大気中には放出させない様になっています。EVAPの構造から様々な構成部品で出来ていますが漏れは内部の圧力センサーなどで監視され漏れていればチェックエンジンを点灯させます。途中でホースに穴が空いていたりパーツの破損等が考えられます。もちろん燃料キャップを閉め忘れただけでもチェックエンジンは点灯します。今回はナビゲーターのEVAP漏れによるチェックエンジン点灯です。漏れてる箇所を肉眼で見つけるのは大変です。ホースが破れていたりパーツが割れていたりすれば発見できますがピンホールやパッキンの合わせ目からの漏れは難しいです。目視で確認し破れや破損が無い場合はスモークテスターでスモークを流し込み発見します。

わずかな漏れの場合はこのスモークテスターが無いと厳しいです。これがあれば漏れている箇所からスモークが出てきます。ただ単にスモークだけやっても発見できません。診断機で任意にバルブ類をコントロールしデータを見ながらスモークを入れていきます。今回のケースはホースの穴や破損での漏れではなく制御しているバルブの密着が悪く漏れを検出していました。バルブ自体は正常に作動していますがバルブ内部の問題という事で交換となります。

もしバルブの電気的不具合であればバルブ不良でエラーが入りますが今回のように動作はしているがパーツ内部の機械的破損でのトラブルでした。

このように診断機のみでもスモークテスターのみでも発見はできません。両方ありきの修理事例でした。

takahashi